どうして「美術館」に行くの?
私はアンリ・ルソーの絵が好きです。
素朴な感じが好きです。
どことなく不思議な感じが好きです。
キャンバスの中に精一杯描き込んでいる。
そんなところが好きです。
先月信州に行くことがあり
下諏訪にある「ハーモ美術館」に
寄って来ました。
ありました! 私の好きな
アンリ・ルソーの絵画が。
その美術館は決して大きな建物では
ありませんが、そこに絵画との出逢いが
あると思うとなんだか入館時には
ウキウキしてきました。
「美術館にどうして行くの?」って聞かれたら
「そこに私の好きな絵画があるから。」と。
そんな想いが強くありました。
大きなイベントの美術館にウキウキして行く。
っていう想いが今までの経験の中でそんなに
数多くなかったように思います。
「何となく有名画家の美術展だから・・。
観ておかないと。」という
想いがあったように思います。
今回はどうして?
原田マハさんの「楽園のカンヴァス」を読んでいました。
「う~ん、これだ!」
はまり込んだ物語はアンリ・ルソーの物語
私の「美術館で観てみたい!」という想いは
ここで大きくなったように思います。
「美術館にどうして行くの?」の謎が解けました。
自分の中でルソーの作品が物語を読むことで
ルソーへの想いになっていたようです。
アートには画家の物語がある。
今まで「この絵、素敵!色が綺麗!好き!」
というような表面的な観方しかしてこなかった
けれどこんな想いでアートと出逢うのもいいな。
と思いました。
「どうして美術館に行くの?」
「そこに私の好きなアートがあるから。」
「そこに興味のある画家の作品があるから。」
私の「アート」への深堀が始まりました。
写真はハーモ美術館の中から諏訪湖、お天気が良いと
富士山の雄姿も見られるという場所です。
http://www.harmo-museum.jp
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