窓から暮らしをイメージする
海外の町並みを歩いていると、その家々の「窓」
が気になります。
「窓」というよりその先に見える人の暮らし
にとっても興味を惹かれます。
「あの窓の向こうにどんな家族が暮らしている
のかなぁ?どんな人が暮しているのかなぁ?」
と、つい足が止まることもあります。
日本の窓は道に面している窓は(立地にもより
ますが)多くの窓が引き違いの大きな窓で
カーテンでしっかりと覆われています。
でも海外で足を止めた窓は、ほとんどが腰窓
でカーテンがかかっていない場合があります。
「え~、外から見られても良いの?防犯は大丈夫」
と人の家ながらとっても気になります。
前庭が広くとれている。という住環境の違いもあり
ますが、私達の窓に対する認識は「部屋は大きな窓
で明るい方が良い。」と思っているところから間取り
プランが考えられることが多いと思います。
確かに部屋は明るい方がいいですよね。健康的に
家族の笑い声も多くなりそうです。
でも時々大きな窓をいっぱい採用している場面で
家具のレイアウトが上手く出来なかったり、壁を
活かした装飾が出来なかったり、アートが飾れなかっ
たりと残念に思うこともあります。
そうそう、自動掃除機のルンバが出始めた頃お客様が
ルンバがリビングの掃き出しの窓に行くと、カーテン
に絡まってしまった。と笑いながら話して下さった
ことがありました。
そういえば掃き出しの窓って、昔は”ほうき”で部屋の
掃除をしていましたよね。
建築基準法では採光に有効な窓などの開口部の基準
が決められていますので、中々難しいとは思いますが
自分がどんな暮らし方をしたいのか、どんなインテリア
の中で暮らしたいのかを考えて、窓の位置や大きさを
検討していくことも大切だと思います。
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